こちらの記事では、電子データ利用として期待される仮想通貨ファクトム(FCT)の特徴と今後の可能性について初心者でもわかる内容で解説しています。
もくじ
ファクトム(FCT)とは
2015年に誕生した電子データを記録・保存できる分散プラットフォームがファクトムです。
厳密に言えば、ファクトムは仮想通貨ではなく、そのプラットフォーム上でファクトイドという名称の仮想通貨が利用されており、取引所ではファクトイドを購入しています。
ファクトム上では、電子化された書類を第三者機関なしで証明することが可能な為、今度書類の電子化に利用されていくことが予想されます。
また、ファクトムは医療記録を管理するdLocというプロジェクトを進めており、データ所有者を識別するdLoc stickerが付与されることで、dLocシステム上で自分の既往歴を確認することができるようになります。またブロックチェーン上でデータを共有する事ができますので、医療機関で分散されていたデータを一元管理することができます。
2017年4月にはファクトハーモニーというアメリカの住宅ローンデータをファクトム上で管理するプロジェクトを発表しました。
不動産の登記情報や住宅ローンをブロックチェーンで管理することで、約5兆円かかるとされている管理コストを削減することが可能です。
2017年6月にビル&メリンダ・ゲイツ財団と提携してアメリカの住宅ローン市場のデータ管理で、ファクトムのブロックチェーン技術を採用する事を発表しました。
また、2018年11月にはマイクロソフトと技術提携をすることが明らかになりました。
通貨単位はFCTです。
【ファクトム(FCT)オフィシャルサイト】
ファクトム(FCT)の取り扱い取引所
下記の取引所で購入可能です
Coincheck
ファクトム(FCT)の価格変動
仮想通貨バブルの2017年には急激な高騰をしていますが、その後は下落しています。
2019年5月末まで900円を超えていましたが、2020年まで価格は減少していきました。
2021年に入って将来性を期待して再度値上がりをしました。
2021年4月現在で約321円台です。
ファクトム(FCT)の今後の可能性
ファクトム(FCT)利用プロジェクトの動向
ファクトムは医療記録を管理するdLocプロジェクトやアメリカの住宅ローンデータを管理するファクトハーモニープロジェクトなどで利用されることが決まっていますので、これらのプロジェクトの動向が今後の成長に大きく影響してきます。
大企業との連携
既にビル&メリンダ・ゲイツ財団やマイクロソフトなどの企業と提携しているように、今後の企業との提携も成長に影響してきます。
ファクトム(FCT)は2014年に誕生した電子データを記録・保存できる分散プラットフォームがファクトで利用されている仮想通貨で、医療記録を管理するdLocプロジェクトやアメリカの住宅ローンデータを管理するファクトハーモニープロジェクトなどで利用されることが決まっている。マイクロソフトなど大企業とも提携しており、今後これらのプロジェクトの動向や企業との提携が成長のカギになる。