こちらの記事では、今後ビジネスでの利用に期待される仮想通貨クアンタム(QTUM)の特徴と今後の可能性について解説しています。
もくじ
クアンタム(QTUM)とは
2016年に誕生したビジネス向けの用途として開発された仮想通貨です。
仮想通貨として代表的なビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の長所を取り込んだ仮想通貨です。
具体的には、ビットコイン(BTC)のUTXO(Unspent Transaction Output)という取引データのみに基づいて残高を計算するという管理手法によりセキュリティを向上し、イーサリアム(ETH)のスマートコントラクト技術というあらかじめ設定されたルールに従ってプログラムを実行する手法により信頼性を向上しています。
この2つを実現するためにクアンタム(QTUM)はAAL(Account Abstract Layer)という技術を採用し、UTXOをベースにブロックチェーン上にバーチャルマシンを構築し、そこでスマートコントラクトを動かしています。
この仕組みによりクアンタム(QTUM)のウォレットは、必要な分だけのブロックチェーンデータだけをダウンロードするライトウォレットで提供されています。その為、必要なデータ量が少ないために迅速に取引記録をダウンロードでき、処理速度も速いです。
また、GoogleやAmazonといった大企業ともスマートコントラクトを利用したアプリケーション開発に関してパートナーシップを結んでいます。
通貨単位はQTUMです。
【クアンタム(QTUM)オフィシャルサイト】
クアンタム(QTUM)の取り扱い取引所
下記取引所で購入可能です。
CoinCheck
DMMビットコイン
GMOコイン
クアンタム(QTUM)の価格変動
当初は300円台からスタートしており、2020年前半では130円~140円台でした。
2021年に入ってから約10倍の1,900円まで価格が暴騰しました。
過去には一時10,000円以上を記録している実績もあります。
2021年4月現在で約2,000円台です。
クアンタム(QTUM)の今後の可能性
ビジネスでの利用
AAL(Account Abstract Layer)という技術によりビットコイン(BTC)の匿名性とイーサリアム(ETH)の信頼性を備えているため、ビジネスで活用できる可能性が大いにあります。
スマートフォンでの利用
必要なデータのみをダウンロードして利用するライトウォレットはスマートフォンでも利用可能な為、場所にかかわらずどこからでもアカウントへアクセスできる利便性により成長が見込まれます。
高い技術力
創設者のパトリック・ダイ(Patrick Dai)氏は中国大手IT企業アリババ(Alibaba)の開発でリードを務めた経歴があるため、技術力に信頼があります。クアンタムのブロックチェーンはGoogleが提供するクラウド環境で利用可能な為、開発環境に対しても信頼できます
クアンタム(QTUM)はビットコイン(BTC)の匿名性とイーサリアム(ETH)の信頼性を兼ね備えた、今後ビジネスでの利用に期待ができ、既にAmazonやGoogleとも提携している将来有望な仮想通貨